目次
RFIDの使い方・運用方法
RFIDの使用例を教えてください。
RFIDはさまざまな業種で使われています。
小売業や物流業をはじめとするさまざまな業種において、備品管理や在庫管理、検品業務、機器点検業務などでRFIDは活用されています。
なお、当サイトではRFIDの活用例やお客様の導入事例、取り組みについてご紹介しております。
日本と海外で同じRFIDリーダーを使用できますか?
現在使っているスマートフォンで運用することは可能ですか?
はい、可能です。
Bluetoothでペアリングして使用する、セパレート型またはライドオン型のRFIDリーダーをお選びいただけますと、現在ご使用のスマートフォンをそのまま活用すること可能です。なお、ペアリング可能なOSはRFIDリーダーの機種によって異なりますので、ご使用のスマートフォンに対応しているかをご確認ください。
- セパレート型RFIDリーダー
- ライドオン型RFIDリーダー
スマートフォンだけで、ICタグを読み取ることはできますか?
いいえ、できません。
AndroidスマートフォンやiPhoneでは、UHF帯のICタグを読み取ることはできません。
ICタグは、主にNFCタグとUHFタグに分けられます。普段スマートフォンで読み取っているタグはNFCタグに分類されます。特徴として、電磁誘導方式で通信距離が短く、他の電波の影響を受けにくいためセキュリティ性能が高いです。
当サイトでご紹介しているICタグの多くはUHFタグです。 電波方式で通信距離が長く、箱の中の物でも複数件一気に読み込むことができるのが特徴です。
このように二つは技術が異なるため、それぞれ別の専用リーダーが必要になります。
RFIDの特長について
特定のICタグだけを読む(探索する)ことは可能ですか?
はい、可能です。
RFIDは箱の中に入っていて隠れているICタグや、周囲にICタグが散在する環境下でも特定のICタグだけを読み取ることができるため、探索に活用できるのが特長です。
なお、当社で提供しているアプリ「RFID BOX」を使用することで探索機能を簡単に体験いただけます。
- 「RFID BOX」をダウンロードする
- 「RFID BOX」を使ったICタグの探索方法
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- 「RFID BOX」を起動し、RFIDリーダーとペアリングを行う。
- アプリタブを開き、探索:シングルを選択する。
- 探索するICタグを指定する(3つの指定方法いずれかを選択)。
- キーボードで入力
ICタグのコードデータがわかる時は、キーボードで入力します。 - リーダーで読み取り
手元にICタグがあって探索の検証を行う時は、RFIDリーダーで読み取り、その後任意の場所にそのICタグを置きます(隠します)。 - マスタから選択
ICタグのコードデータなどを一覧化したCSVファイルがある場合は、そのCSVファイルを取り込んだ後に対象のICタグを選択します。
- キーボードで入力
- アプリ画面のスタートをタップするか、RFIDリーダーの読み取りボタンを押して探索を開始する。
- 表示されるゲージを見ながら、より読み取りの反応が強い方へ移動してICタグを見つける。
- こちらの質問もご参照ください。
電波出力の高いRFIDリーダーの機種を教えてください。
電波出力が「高出力」に分類されるRFIDリーダーが対象です。
RFIDリーダーは電波出力が高いほど照射される電波が遠くまで届くため、長距離読み取りが可能となります。日本国内で利用できるRFIDリーダーの電波出力は最大で1Wです。なお、1W以下の電波出力を持ち「高出力」に分類されるRFIDリーダーは電波利用申請の対象となりますので、RFIDリーダーをご利用の際はよくご確認ください。
当社で取り扱うRFIDリーダーの中には、「高出力」と「特定小電力(電波利用申請不要)」の両モデルをラインアップしたものもございます。
- 電波出力が1W以下(高出力)に該当するRFIDリーダー
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- R-5000シリーズ(特定小電力モデルあり)
- DOTR-900Jシリーズ(特定小電力モデルあり)
- DOTR-2000シリーズ(特定小電力モデルあり)
- DOTR-3000シリーズ(特定小電力モデルあり)
- DOTH-400シリーズ(特定小電力モデルあり)
- RFD8500(特定小電力モデルあり)
- RFD2000
- RFD90
- RFD40
- RFR901シリーズ
- RFR900シリーズ
- Swing-U
- MC3300XR
- 電波利用申請について
ドアを開けたら、部屋の中にあるものを一瞬で読み取ることはできますか?
条件によって、一瞬で読み取ることは難しいです。
読み取り対象のものがどのくらいあるか、どんな保管状態かによって、RFIDリーダーを動かしたり移動したりしながら読み取る必要があるため、一瞬で読み取ることは難しい場合があります。高速読み取り対応のRFIDリーダーを使用することで、より短時間での読み取りが可能です。
- 高速読み取りに対応するRFIDリーダー
円偏波と直線偏波の違いは何ですか?
読み取り範囲が広い「円偏波」、長距離読み取りが得意「直線偏波」
- 円偏波
- ICタグの取り付け方の影響を受けにくいのが特長です。アンテナから照射される電波はらせん状であるため、アンテナ面とICタグが並行であればどの角度からでも読み取ることが可能です。この技術は、人工衛星や衛星放送などの衛星通信でも利用されています。
- 直線偏波
- ICタグの取り付け方が読み取り距離に影響されます。アンテナから波状にまっすぐな電波が照射されるため、指向性が高く、偏波方向(照射角度)がICタグの方向と一致すると読み取り距離が長くなります。ただし、角度がずれると読み取り距離は徐々に短くなります。
電波利用申請について
電波利用申請が必要なケースを教えてください。
電波出力が「高出力」に分類されるRFIDリーダーは、電波利用申請が必要です。
RFIDリーダーにおきまして、1W以下の電波出力を持ち、UHF帯の「高出力」に分類されるタイプの機器は、総務省への電波利用申請が必要となります。なお、電波出力が250mW以下で、「特定小電力」に分類されるRFIDリーダーは、電波利用申請は不要です。
1W(高出力タイプ)のRFIDリーダーの電波出力を250mW以下に設定して使用する場合も、電波利用申請は必要ですか?
はい、電波利用申請が必要です。
RFIDリーダーは電波出力を調整することができますが、最大1Wの電波出力を持つ高出力タイプのRFIDリーダーを使用する場合は、たとえ電波出力を250mW以下に下げて使用したとしても総務省への電波利用申請が必要となります。
サービスについて
デモ機の貸し出しは行っていますか?
はい、お貸し出しを行っています。
デモ機に関しましては、通常で1週間程度のお貸し出しが可能です。ご希望の際は、お問い合わせフォームよりお申し込みください。なお、お貸し出しの状況によってはご希望に添いかねる場合がございますので、予めご了承ください。