書き込みについて

ICタグにはどのような情報を書き込むことができますか?

数字(0〜9)とアルファベット(a〜f)を組み合わせた情報です。

ICタグに書き込める(エンコードできる)情報には制限があります。まず、書き込めるのは10進数(数字の0〜9)または16進数(数字の0〜9、アルファベットのa〜f)で表現したコードです。平仮名や漢字、a〜f以外のアルファベット、ハイフン(-)やコロン(:)といった記号は無効です。また、桁数は4の倍数という制限があり、例えば4桁、8桁、12桁、16桁〜というように書き込みを行います。3桁や10桁といった4の倍数以外の桁数での書き込みは無効となります。なお、一般的なICタグの書き込み領域(EPC領域)の容量は96ビット(24桁)または128ビット(32桁)のため、その範囲内での書き込みとなります。

ICタグへの書き込みについてまとめると、下記の通りです。
  • 書き込める文字:10進数または16進数で表現した、数字の0〜9、アルファベットのa〜fのみ。平仮名や漢字、記号は書き込めない
  • 書き込める桁数:4桁、8桁、12桁、16桁、20桁、24桁、28桁、32桁まで
  • 管理番号や製造番号などは基本的にそのまま書き込みできない
  • 一般的には、既存の管理番号とICタグのコードをデータベース上で紐付けて運用する
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ICタグに書き込めるデータは何桁ですか?

一般的には24桁または32桁まで書き込み可能です。

ICタグの内部にあるチップのメモリサイズによって、書き込めるデータの桁数は変わります。一般的なICタグの書き込み領域(EPC領域)は96ビットまたは128ビットとなっています。書き込める文字は10進数または16進数で表現しますので、96ビットの場合は24桁まで、128ビットの場合は32桁まで書き込むことが可能です。

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ICタグへの書き込みは何回できますか?

何度でも書き換え可能です。

基本的にはICタグが破損しない限り、何度でも書き換えが可能です。なお、ICタグのチップメーカーでは数万回レベルの書き込みテストを実施しています。

RFIDリーダーでICタグへの書き込みはどのように行うのですか?

RFIDリーダーから書き込むための電波を照射して行います。

アプリ等を使って書き込むコードを指定した後、RFIDリーダーからICタグに対して書き込むための電波を照射します。読み取りをする場合は複数のICタグに対して一括で行うことができますが、書き込みをする場合は1枚ずつ行います。なお、他のICタグまで書き込みされないように、電波出力を小さく設定してください。

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複数のICタグが近接している時、ピンポイントで1つのICタグに書き込むことはできますか?

書き込みを行う時は、他のICタグからは距離を離してください。

複数のICタグが近接している状態での書き込みはできません。そのような状態で書き込みを行うと、他のICタグまで意図せず書き替わってしまう場合があります。書き込みを行う際は、電波出力を絞って(小さくして)、他のICタグからは距離を離す必要があります。

ICタグの特長について

ICタグにはどのような種類のものがありますか?

周波数帯域、特性、エネルギー源の3つに分類してご紹介します。

周波数帯域での分類
UHF帯RFIDタグ 「RFID」はRadio Frequency Identifierの略称です。通信エリアは数センチ程度の近距離から数メートル※1の長距離までカバーすることができ、複数のICタグを同時に読み取ることが可能です。主に、流通やオフィスでの物品管理で広く使用されています。
NFCタグ 「NFC」は近距離無線通信(Near field communication)の略称で、無線通信の国際標準の一つです。※2 通信エリアは数センチ~約1メートル程度で、身近なところでは住民基本台帳カード、自動車運転免許証、在留カード、パスポートなどに使用されています。
※1 RFIDリーダーの種類や使用する環境により異なります。
※2 当コンテンツでは、ISO/IEC 18092、NFCフォーラムが認定する規格、また機器間のデータ交換等の用途を想定したものの総称としてNFCと表記しています。
特性での分類
ラベルタグ アンテナにシール加工を施したタグです。ラベルのまま使用できるほか、ICタグによっては、キーホルダーやカードなどへの加工も可能です。

ラベルタグを詳しく見る

金属対応タグ ICタグは金属と水分の影響を強く受けるため、貼付する対象物によってICタグを使い分ける必要があります。金属対応タグは金属の影響を受けにくく、中には貼付した金属面をブースターアンテナのように活用することで、より長い通信距離を確保できるものもあります。

金属対応タグを詳しく見る

積層タグ ICタグ同士が重なっていたり近接しすぎたりすると、双方が発する電波の干渉によりICタグが読み取りづらくなります。積層タグはこの問題を解決し、積み重なった状態のICタグを読み取ることが可能です。主に書類管理などに使用されます。
特定用途向けタグ 特定の対象物に対応できるように加工・製造されたICタグです。
  • リネン:洗浄を必要とするユニフォームなどに貼付でき、耐水、耐圧等に優れています。
  • 自転車:自転車のフレームに取り付けられる形状の金属対応タグです。
  • キーホルダー など

特殊用途向けタグを詳しく見る

エネルギー源での分類(UHF帯RFIDの場合)
パッシブタグ RFIDリーダーからの電波をエネルギー源として動作するICタグです。アクティブタグと比べて通信距離は短くなりますが、一番広く普及しているICタグで、安価での導入が可能です。
アクティブタグ 電池を内蔵したタイプのICタグです。通信時に内蔵電源を利用し電波を発信するため、通信距離がパッシブタグに比べて長くなります。
セミパッシブタグ
(セミアクティブタグ)
パッシブタグとアクティブタグ両方の機能をあわせ持つICタグです。通常はパッシブタグとして動作し、RFIDリーダーからの電波照射が行われた時のみ、内蔵電源を使用してICタグから電波を発信します。

ICタグを選定する時のポイントを教えてください。

使用する場所、取り付ける箇所、金属対応の有無などの要素があります。

ICタグを選定するポイントとしては下記の要素があります。まずはどのようなシーンでの利用を想定しているか、何を管理するために使用するかなど、必要な情報を整理することから始めましょう。

ICタグを選定する時のポイント
  1. 使用する場所
  2. ICタグを取り付ける箇所
  3. 金属対応か非金属対応か
  4. 耐久性(耐水、耐熱、耐薬品)の条件
  5. ICタグの大きさ
  6. ICタグのメモリ容量
  7. 読み取り距離はどのくらい必要か
  8. RFIDプリンターの使用有無
  9. コスト など

また、どのようなシーンでの利用を想定しているかお話をお聞かせいただければ、お客様の運用に近い導入事例のご紹介やICタグをご提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

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ファインセラミックスタグの特長を教えてください。

高温・低温、浸水、薬品への高い耐久性が特長です。

ファインセラミックスタグは熱、水、薬品に対して高い耐久性があります。冷凍庫内のような低温から、160℃以上の温度変化に対応し、冷水や沸騰水、エタノールをはじめとする薬品に耐えられます。極小サイズのため、どんな大きさのものにも貼ることができます。また、効率的なアンテナ設計により、同サイズのICタグと比較して1.5〜2倍長い読み取りが可能です。プラスチックや金属などの素材に貼り付けて利用できます。

ファインセラミックスタグを詳しく見る

ファインセラミックスタグは洗濯できますか?

いいえ、できません。

洗濯はファインセラミックスタグの使用用途から外れます。もし、クリーニング品の管理やユニフォーム・リネン管理など、洗濯を行う可能性がある場合はリネンタグ(特殊用途向けタグ)の使用をおすすめします。

特殊用途向けタグを詳しく見る

ICタグのメモリ領域について教えてください。

用途に合わせて4つのメモリが用意されています。

ICタグには、その用途に合わせて4つのメモリ領域が用意されており、ユーザーが自由に読み書きできるメモリ領域はあらかじめ決まっています。

RESERVEDメモリ
ICタグの書き込みロックや無効化を行うためのパスワードを保存する領域です。下記の2つの領域で構成されます。
  • Access Password領域:ICタグへの書き込みをロックするために使用する、パスワード情報を保存するための領域です。
  • Kill Password領域:ICタグを無効化(Kill)するために使用する、パスワード情報を保存するための領域です。
EPCメモリ
ICタグを識別するためのIDコードを保存するための領域です。下記3つの領域で構成されます。
  • CRC領域:ICタグのデータが正しく読み書きできたかどうかを検証するための領域です。ここはユーザー自身で書き込みを行うことができない領域です。
  • PC領域:ICタグの種類や通信方式に関する情報を格納するための領域です。
  • EPC(UII)領域:ICタグのIDコードを格納するための領域です。一般的に、この領域には国際的に標準化されたEPC識別コード(GS1コードで用いるGTINに固有番号を付加したSGTINなど)を格納することが推奨されています。RFIDを自社内やグループ企業内でのみで導入する際は、独自のIDコードを書き込みして使用する場合もあります。
※ EPC識別コードを使用するには、GS1事業者コードを取得する必要があります。
TIDメモリ
ICタグの製造時にメーカーによって書き込まれる領域で、チップセットや製造業者の情報が保存されます。このTIDメモリ領域は基本的に読み取りのみが可能です。
USERメモリ
ユーザーが自由にデータを読み書きできるように用意された領域です。ICタグによってはこのUSERメモリ領域が存在しない場合もあります。

ICタグを金属面に貼り付けて読み取ることはできますか?

金属対応タグを使用する必要があります。

ICタグは金属の影響を強く受けるため、金属面に貼り付けた場合、通常は読み取り感度が極端に悪くなります。ラベルタグでは読み取り距離が出ないことがほとんどです。金属対応タグはその影響を受けにくく、中には金属面へ貼り付けることで読み取り距離が長くなるICタグもあります。

金属向けタグを詳しく見る

RFIDリーダーで読み取った情報をひらがなで表記できますか?

アプリケーションで制御すれば可能です。

ICタグに書き込まれた16進数のコードをアプリケーションに認識させ、ASCIIコードへ変換などを行えば可能です。ただし一般的には、既存の管理番号や管理商品名とICタグのコードをファイルやデータベース上で紐付けて運用します。

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ICタグの種類によって読み取り距離は異なりますか?

はい、異なります。

ICタグの種類によって、読み取り距離は異なります。ICタグの内部にはICチップとアンテナがありますが、このアンテナが大きいほど読み取り距離が伸びるため、基本的に読み取り距離はICタグの大きさに比例します。ただし、ICタグの特性やRFIDリーダーとの組み合わせ(相性)、貼付する対象、読み取りを行う環境によって異なる場合がございます。運用の仕方によって求められる読み取り距離も変わりますので、ご提案をご希望の際はお気軽にご相談ください。

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耐久性について

ICタグの防水、防塵、防熱、防汚性能を教えてください。

ICタグの種類や加工方法によって異なります。

ICタグの防水、防塵、防熱、防汚性能の有無は、ICタグの種類や加工方法によって異なります。貼付が簡単で商品タグのような紙で加工されたラベルタグは、防水、防塵といった耐性はありませんが、IDカードのようにプラスチックで加工された場合はその耐性は少し高くなります。また、金属対応タグの場合、エンジニアリング・プラスチックのような硬い材質で加工されたものが多く、耐水、耐熱、耐薬品性能を持っています。ご使用になる環境によって最適なICタグをお選びください。

ICタグを詳しく見る

熱に強いICタグはありますか?

はい、さまざまな種類の耐熱タグがあります。

ICタグの内部にあるICチップやアンテナを熱から守るために、特殊な加工を施したICタグがあります。金属対応タグの場合はエンジニアリング・プラスチックで加工されたものがあり、熱に比較的強いのが特長です。中でも、PPS(ポリフェニレンサルファイド)で加工された金属対応タグ「MT-DH1」は、200℃程度まで耐えることが可能です。また、ファインセラミックスタグは温度変化に優れており、-40℃から160℃の温度サイクル試験をクリアしています。

ICタグは屋外での使用に対応していますか?

はい、屋外で使用できるICタグもあります。

ICタグは特殊な加工を施すことでさまざまな用途に対応できるようになっており、その中には屋外で使用できるものもあります。ラベルタグはほとんどが屋内での用途のため屋外使用には不向きですが、金属対応タグや特殊用途向けタグは屋外で使用できるものがあります。

価格・見積もりについて

ICタグの価格を教えてください。

お問い合わせフォームより、お見積りをご依頼ください。

ICタグはたくさんの種類があり、ラベルタグや金属対応タグなどの違い、読み取り距離、耐久性、取り付ける箇所など、ご利用シーンに合わせてお選びいただく必要があります。また、数量によってもご提供価格は変わりますので、お問い合わせフォームよりお見積りをご依頼ください。どのICタグを使用したら良いかがわからない場合は、ご提案することも可能です。その際はどのようなシーンでの利用を想定しているかをお聞かせください。

ICタグのお見積りを依頼する

こちらの質問もご参照ください。

安価な金属対応のICタグを紹介してほしいです。

お問い合わせフォームより、お見積りをご依頼ください。

ICタグはご注文される数量によって価格が変わります。また、金属対応タグもいくつか種類がございます。ご利用の条件に合うICタグをご提案いたしますので、お問い合わせフォームよりお見積りをご依頼ください。その際はご利用になる環境や必要な数量もお聞かせください。

ICタグのお見積りを依頼する

エンコード(書き込み)を依頼した場合、費用はどのくらいかかりますか?

ICタグの種類によってエンコード費用は異なります。

ICタグはエンコード(書き込み)をお客様自身で行う以外に、事前にコード表をいただくことでエンコード済みの状態でご提供することが可能です。エンコード費用に関しては、ICタグの種類によって異なりますので、お問い合わせフォームよりお見積りをご依頼ください。どのICタグを使用したら良いかがわからない場合は、ご提案することも可能です。その際はどのようなシーンでの利用を想定しているかをお聞かせください。

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ICタグを数枚単位で購入することは可能ですか?最低注文枚数はいくつですか?

数枚単位での販売は行っておりません。

ICタグは数枚単位ではなく、ある程度まとまった数量での販売を行っております。なお、最低注文数量につきましては、ICタグの種類によって変わりますので、お問い合わせフォームよりご相談ください。

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サービスについて

ICタグのサンプルはもらえますか?もしくは貸出は行っていますか?

サンプルは配布しておりません。

ICタグのサンプル配布は行っておりません。なお、ICタグの種類によっては無料でお貸出が可能なものもございます。実物をご覧になりたい場合や、読み取りテストを実施したい場合は、貸出サービスをお申し込みください。

貸出サービスを申し込む

ICタグの印字サービスでは、QRコードの印字も可能ですか?

はい、可能です。

ICタグの表面に文字情報やバーコードなどの表記を行う「印字サービス(有料)」を行っております。印字はバーコードやQRコードをはじめ、英数字、ひらがな、漢字などに対応しています。なお、印字を行う際はデータをExcelでお預かりして対応いたします。

印字対応している文字など
  • 数字
  • アルファベット
  • 漢字
  • ひらがな
  • カタカナ
  • バーコード
  • QRコード

印字サービスについて詳しく見る

ラベルタイプのICタグの加工は可能ですか?

はい、ラミネートやパウチ加工などが可能です。

ラベルタイプのICタグは水濡れや汚れの付着に弱く、それによって読み取り性能が低下したり接着したシール面が剥がれやすくなったりします。ラミネートやパウチ加工を施すことで、水濡れや汚れの付着から保護して耐久性を高めるだけでなく、表裏への印刷に対応可能なものもあります。

ハードタグの表面に刻印することは可能ですか?

レーザー刻印が可能です。

耐候ポリカーボネイトなどを外装に使用した「ハードタグ」と呼ばれるICタグに対して、レーザー光を照射し、表面を溶かすまたは焦がすことで刻印することが可能です(レーザーマーキング)。レーザー刻印は外装に直接刻印するため、水濡れや汚れに強いのが特長です。なお、レーザー刻印に対応可能なICタグは限られますので、詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。

レーザー刻印について問い合わせする

導入シーン・運用について

ICタグに効率良く書き込みしたいのですが、何か方法はありますか?

RFIDプリンターをご使用いただくと、効率良く書き込みできます。

RFIDプリンターを使用することで、ICタグへの書き込み(エンコード)と同時にICタグの表面へバーコードや文字情報などの印字を自動で行うことが可能です。この方法ですと手間がなく効率的に作業できます。使用できるICタグはラベルタグに限られますが、大量にICタグがある場合や定期的にICタグを発行する必要がある場合は、RFIDプリンターの導入をご検討ください。

RFIDプリンターについて
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大量のICタグに書き込みする場合はどうしたら良いですか?

ラベルタグであれば、RFIDプリンターを使用して書き込みできます。

RFIDプリンターを使用することで大量のICタグに書き込みできます。対応するICタグは主にラベルタグで、金属対応タグなどに代表されるハードタグは使用できませんが、ラベルタイプの金属対応タグですとRFIDプリンターでの書き込みが可能です。また、RFIDプリンターをご購入いただかなくても、書き込み(エンコード)サービスと印字(ICタグの表面に文字情報やバーコードなどの表記を行う)サービスをご用意しております。

RFIDプリンターについて
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ICタグにどのような情報を書き込めば運用しやすいですか?

ユニークなIDコードを新規に作成して書き込むことを推奨します。

ICタグに書き込める情報には制限があります。そのため、ICタグにはユニークなIDコードを書き込み、そのIDコードとデータベース上の情報を紐付けて管理する方法が一般的です。

  • ICタグに名称や現行の管理番号を書き込む
  • ICタグへはユニークなIDコードを新規で作成して書き込み、データベース上で名称や管理番号と紐付ける
こちらの質問もご参照ください。

ICタグを固定する方法を教えてください。

ラベルタグであればシール、金属対応タグであればビス留めなども可能です。

ラベルタグの場合はシールによる粘着固定、金属対応タグの場合は剥がれにくい強粘着両面シールをはじめ、ビス留め、結束バンドによる取り付け、チェーン取り付けなど、ICタグの種類によってさまざまな固定方法があります。

ICタグを車両に取り付けることは可能ですか?

はい、可能です。

例えば車両の入退場管理では、カードタイプのICタグを車両のフロントガラス等に取り付けて行います。入場ゲート前に設置された固定型RFIDリーダーが車両のICタグを読み取ることで入場可否を認識し、自動的にゲートを開閉します。

ノートパソコンにラベルタグを貼りました。読み取れませんがなぜでしょうか?

ノートパソコンには金属対応タグをご使用ください。

RFIDは金属の影響を受けやすいため、金属対応タグなどの特別な加工をしているICタグを使用する必要があります。

ICタグを貼った書類をスチール製のキャビネットに入れて保管します。読み取れますか?

扉を閉めた状態では読み取ることはできません。

電波が金属で遮断されてしまうため、キャビネットの扉を閉めた状態でICタグを読み取ることはできません。ただし、キャビネットの扉を開けるか、キャビネット内にRFIDリーダーを設置する場合は読み取ることができます。

ICタグを机や棚の裏に貼っても読み取れますか?

はい、読み取れます。

偏波特性が「円偏波」のRFIDリーダーで読み取れます。「円偏波」はらせん状に電波が照射されるため、後ろから回り込んで読み取ることができます。

こちらの質問もご参照ください。

液体の入ったボトルにICタグを貼り付けて読み取ることは可能ですか?

可能ですが、読み取り距離はかなり低下します。

ICタグを液体の入ったボトルに貼り付けると、読み取り性能はかなり低下します。仮にそのような環境下で運用する場合は、事前に入念な検証を行うことを推奨いたします。十分に検証を行った上で、ICタグの貼り付け位置など、条件をつけて利用する必要があります。

水没させても良いICタグはありますか?また、水没させたまま読み取れますか?

水没させたままでは読み取りできません。

水濡れや水没に耐久のあるICタグはありますが、水没させた状態での読み取りはできません。水が電波を遮断してしまうためです。