RFIDを使いやすくする洗練されたデザイン
とても印象的でスタイリッシュなデザインのRFIDリーダーです。
マットブラックのボディはダイカストという鋳造技術で作られており、つなぎ目もほとんどなく、光の当たり具合によって表情を変える波状のディテールが際立ちます。
「どこに設置できるか」は、設置先の環境だけでなく本体デザインの品質によっても左右されます。
Impinj R700は、使いやすさをデザイン面からアプローチすることで、これまで設置ができなかった、もしくは避けてきたような場所へも、積極的に導入できるようになりました。
カスタマイズできるアンテナ構成
本製品は、RFIDリーダー(制御部)とアンテナが独立しています。そのため設置場所や運用に応じて、アンテナの種類・台数を最適な構成で組み立てられます。
アンテナの種類は読み取りたいアイテムに合わせ、アンテナの形状や偏波特性などを考慮して選びます。台数は最大32台まで接続可能で、読み取り範囲に適した数量で調整します。
ゲート
アンテナは左右に向き合い「ゲート」のように設置されます。また読み取る対象によっては天井や床にアンテナを設置する場合もあります。
利用シーン- フォークリフトや台車を使用した入出庫
- サーバーや重要書類の持ち出し管理
- 特定エリアへの入退場管理
トンネル
トンネル内部にアンテナを取り付け、通過するものを集中的に読み取ります。また、トンネルの外側には電波がもれずに遮断される構造です。
利用シーン- 商品を箱やコンテナに入れたままでの検品
- 保管所における手荷物の預け入れ・受け渡し
カウンター
カウンターに置いたものをスキャンするようにアンテナを設置します。アンテナケーブルは長いため、1台で複数のカウンターをカバーできます。
利用シーン- 小売店での会計
- 書籍の貸出・返却
- 工具や備品の持ち出し確認
スッキリとしたインターフェイス
本体の底面には3種類のポートがあります。
LANポートは、有線でのデータ通信と給電を1本のケーブルでまかなえるよう、ギガビット・イーサネット接続とPoEに対応しています。電源のみとしてもお使いいただけるインジェクタもアクセサリにご用意しております。
USBポートとGPIOポートはデータ取得や機能拡張などでお使いいただけます。USBポートで使えるのはUSBドライブとWi-Fiアダプタです。GPIOポートでは、シグナルタワーやセンサーを繋げることが可能です。
Wi-Fiアダプタで通信をワイヤレス化
USBポートにWi-Fiアダプタを取り付け、無線でデータ通信ができます。パソコンやサーバーとの通信の自由度は格段に高くなり、設置条件のハードルは低くなりました。
LANケーブルでのデータ通信は、RFIDリーダーとほぼ同じ場所にパソコンを設置する必要があります。Wi-Fi通信に切り替えると、パソコンの設置場所に制約はなくなり、クラウドサーバーの利用も可能です。
使用できるWi-FiアダプタはImpinj サポートサイトで解説されています。
固定は専用ブラケット
またはVESA規格を使用
本製品の固定には、標準で付属しているブラケット、もしくは本体背面のVESA規格のネジ穴をご利用ください。
電源は2パターン
PoEとAC電源
基本の給電はPoEになります。Lanポートが使えない場合は、PoEインジェクタ(別売り)でAC電源が使えます。
耐水機能のついた
アクセサリをご用意
雨があたるような屋外や、水を使用する場所への設置には、耐水性ケースの使用をお勧めしています。
RFIDリーダーの開発をサポート
テクニカルFAQや製品のアップデート情報、また対応しているWi-Fiアダプタの解説など、開発に関する情報が公開されています。
実際の編集画面や細かな設定といった詳しいアドバイスがあります。ぜひご活用ください。