コンパクトなRFIDリーダーでありながら、ICタグを高精度で読み取ることができる「DOTR-900Jシリーズ」。遠く離れているICタグや、広範囲にある複数のICタグも、瞬時に読み取ることができるため、モノの管理を効率化し作業負担を軽減します。
また、利用シーンに合わせて電波出力を調整できたり、ICタグへの書き込み機能も備えていたりと、小さなボディに様々な便利な機能を満載しています。
広範囲をカバーする読み取り性能
「DOTR-900Jシリーズ」は本体の約3分の1を占める大きさのアンテナを搭載し、コンパクト設計でありながら高い読み取り精度を発揮することができます。
長距離通信で広範囲を瞬時に読み取り
電波出力を最大にした時、ICタグの種類や使用環境によっては、最長10メートルの長距離通信が可能です。
上記のような好条件が重ならなかったとしても、5~6メートルの範囲ではコンスタントに読み取ることができます。離れた場所から複数のICタグを高速・一括で読み取ることができます。
最短1cm!超近距離の読み取りにも対応
電波出力を最小にすることで、電波の届く距離を約1cmまで短くすることもできます。
特定のICタグのみを読み取りたい場合や、周辺のICタグを読み取りたくない場合は、この設定を使用することで不意の読み取りを防止できます。また、書き込みを行う場合も、同じように効果を発揮します。
“円偏波”アンテナで漏れなく読み取る
アンテナから照射される電波は、カバー範囲の広い「円偏波」を採用しました。アンテナ面から「らせん状」の電波を照射するため、ICタグの向きが正面を向いていない場合や、他のものと重なっている場合でも読み取ることが可能です。
この技術は、人工衛星や衛星放送などの衛星通信でも利用されています。
用途に合わせた2つのラインアップ
幅広い用途に対応できるよう、電波出力の上限が250mW(特定小電力)のモデルと、1W(高出力)のモデルをラインナップしています。
近距離での運用が前提であれば、電波申請不要で手軽に使える250mWモデルを、より長距離での読み取り性能を求める場合には、1Wモデルを選択できます。
電波出力を自在にコントロール
利用目的に合わせて電波出力を細かく設定でき、250mWモデルでは25段階、1Wモデルでは31段階の調整が行えます。
手の届かない遠くのものや、広い範囲を読み取る場合は電波出力を高くし、近くの個体だけを読み取りたい場合は電波出力を低くするなど、柔軟性の高いコントロールが可能です。
ICタグへの書き込み(エンコード)もこれ1台で
かんたん操作でICタグに情報入力
ICタグへの書き込み(エンコード)機能も備えているため、コード情報が書き込まれていないICタグへの書き込みや、コード情報を変更したい場合の書き換えも可能です。
なお、当社オリジナルの無料アプリ「RFID BOX」を使うことで、手軽に書き込み・書き換えができます。
予期せぬ書き込みも防止できる
簡単に書き換えできるとなると、想定外の情報が書き込まれるのでは?と思われるかもしれませんが、その心配は無用です。
ICタグには書き込んだ情報を保護できるロック機能があり、「DOTR-900Jシリーズ」はSDKで開発したアプリを介して、その機能を制御することができます。他にも、ICタグには制御機能や保存領域などの特徴があります。興味のある方はICタグ・RFタグの構造と機能をご覧ください。
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