お客様の課題
製造現場での日常点検が負担
製品の品質担保のため、400点を超える備品・治具の日常点検が必須となっていますが、作業前と後のチェックに時間がかかっていました。
導入の背景
デジタル化を進めていたが、日常点検までは完全に移行しきれていなかった
工場内での日常点検においてデジタル化を進めていました。社内の管理システムに点検アプリケーションを導入し、管理台帳はデジタル化できましたが、点検作業は備品を1点1点スキャンしたり、紙のチェックシートを使ったりと、完全に移行したとは言い切れない状態でした。
RFIDとAndroidアプリの導入で、日常点検のデジタル化に成功
備品・治具のすべてにICタグを貼り、RFIDリーダー「DOTR-3000シリーズ」と「棚卸アプリ」の組み合わせで点検する方式を採用しました。備品を一括で読み取り、その結果はアプリへ自動入力されます。デジタル点検へ簡単に移行することができました。さらにペーパーレス化・作業効率の改善にも繋がりました。
導入のポイント
- 作業・運用フローを変えずに、デジタル化に移行できるかを確認
- 作業フローを変えることは作業員の負担になります。また、既存の台帳データやシステムが使い続けられるかも大きなポイントとなります。システム全体を変えるのではなく、棚卸パッケージのようにプラグインとして使える商材にも目を向けてみましょう。
導入の効果
日常点検の作業負担とコストを大幅に削減できた
1. 作業時間
備品・治具1つ1つの点検作業とチェックシートの記入で毎日約50分かかっていましたが、ICタグの一括読み取りとアプリの自動入力で5分にまで短縮することができました。
2. コスト
作業にかかっていた人件費と用紙代で換算すると、1か月で1工程あたり約14,000円の削減が計測できました。
工程は数十か所あり、大きなコスト削減になりました。
機器・アプリ選定のポイント
運用中のエクセル台帳が継続利用できる
導入前は紙のチェックシートを使用していましたが、元になるデータは管理システム内にあります。管理システムをこのまま使い続けるにはCSV形式でのデータ連携が望ましい形でした。それを実現できたのが「棚卸アプリ」です。チェックシートもデジタル化でき、一石二鳥でした。
導入コストをおさえるオールインワンの「RFID棚卸パッケージ」
導入コストで大きな割合を占めるのがアプリ開発です。実現したいことがどれだけシンプルでも、業務用となると決して安くはありません。「RFID棚卸パッケージ」にはすぐに使える棚卸アプリが同梱されています。開発は不要になり、費用の削減に成功しました。また、導入シーンに適したRFIDリーダーを選定してもらえるため、検討から導入までの時間も短くできました。
導入の製品
コンパクト & 長距離対応のUHF帯RFIDリーダライタ
DOTR-3000シリーズ
- UHF
- 長距離
- 申請不要
- Bluetooth
- iOS
- Android
- Windows
マルチOS & マルチデバイス対応でペアリング端末を自由に選べます。ICタグを遠くまでスピーディに読み取ります。
棚卸・入出庫作業を効率化!開発不要ですぐに使える
RFID棚卸パッケージ
- UHF
- 特定小電力
- 有線LAN
- 無線LAN
- RS-232C
- Bluetooth
- USB
ICタグのスピーディな読み取りと、棚卸結果のCSVファイル出力により、棚卸や在庫管理の即戦力として利用できます。