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RFID導入の進め方を5ステップで解説!
事例や失敗を防ぐためのポイントも

RFID導入の進め方を5ステップで解説!事例や失敗を防ぐためのポイントも

RFIDの導入を検討していても、何から着手すべきかわからず、検討が進まないケースは少なくありません。

本記事では、RFID導入の進め方を5つのステップに分けて解説します。小売・サービス・物流の3業種の導入事例と、失敗を防ぐために押さえておきたい4つのポイントもあわせて紹介しますので、自社での検討にお役立てください。

また、検討の流れやチェックすべき項目は、資料『RFID導入の手引き』にもまとめています。社内での検討や稟議の資料としてもご活用いただけますので、あわせてご覧ください。

『RFID導入の手引き』

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RFID導入の進め方5ステップ

RFID導入の進め方5ステップ

RFIDの導入は、大きく5つのステップで進みます。各ステップで何をすべきかを順に見ていきましょう。

STEP1:現状の課題を整理する

最初にやるべきは、現在の業務の「何が問題か」をはっきりさせることです。たとえば「棚卸に時間がかかる」「誤出荷が多い」「モノを探す時間が長い」など、現場の困りごとを洗い出します。このとき「棚卸に毎月◯時間」と数値化しておくと、導入効果を測る基準になります。「課題の分析」と「導入で期待する効果」はセットで考えましょう。

STEP2:タグ・リーダーなどの機器を選ぶ

課題が見えたら、RFIDの機器を選びます。RFIDは主に「ICタグ」と「RFIDリーダー」の2つで構成され、機器は現場環境に合わせて選ぶのが基本です。ICタグは貼り付ける対象物の素材や周囲の環境に影響されるため、金属や水分が多い現場では、それに耐えられる専用タグを選ぶのがおすすめです。リーダーは「持ち歩いて使う」「カウンターに据え置く」など、使い方に応じて種類を選定しましょう。

とはいえ、RFIDの機器は種類が非常に多く、自社だけで最適な組み合わせを見極めるのは難しいものです。東北システムズ・サポートは取り扱い機器が豊富なため、「こういうことがしたい」という目的をご相談いただければ、現場環境や用途に合わせた機器の選定をお任せいただけます。何から選べばよいか迷う場合は、まず相談してみてみてください。

関連記事:ICタグ・RFタグの基礎知識

関連記事:RFIDリーダーの基礎知識

STEP3:実証実験(PoC)で効果を確かめる

PoCは、本格導入の前に「本当に使えるか」を試す重要な工程です。選んだタグやリーダーが想定どおりに読み取れるか、想定している作業の流れに無理がないかを確認しましょう。ここで効果を見極めたうえで、本格導入に進むかどうかを判断します。

検証期間は、簡単なものなら数日、長いと1年近くかかる場合もあります。期間を確保するほどデータの精度が上がり、運用後のトラブルを防ぐことにつながります。

STEP4:導入効果(費用対効果)を試算する

PoCで得たデータをもとに、導入前と導入後のコストを比較し、効果を試算します。初期投資だけでなく、保守・運用も含めた「トータルコスト」で考えましょう。人件費や作業工数を大きく削減できれば、数年で初期投資を回収できるケースもあります。

STEP5:本格的に運用を開始する

効果が見込めると判断できたら、いよいよ本格運用を始めます。ただし、運用開始後にPoCでは想定しなかった問題が出ることもあります。その場合は原因を分析し、体制を見直して、より良い運用サイクルを作っていきましょう。

東北システムズ・サポートは、機器を納めて終わりではなく、運用開始後のサポートまで継続して伴走します。運用のなかで生じた課題の分析や体制の見直しについてもご相談いただけるため、導入後も安心して運用を続けられます。

【業種別】RFIDの導入事例3選

【業種別】RFIDの導入事例3選

ここでは小売・アパレル、サービス、物流・倉庫の3業種について、導入前の課題と導入後の効果をご紹介します。

小売・アパレル業界の事例

婦人服を扱う株式会社ラピーヌ様では、四半期ごとの棚卸が現場の大きな負担になっていました。

RFIDの導入で、その状況は次のように変わりました。

導入前の課題 導入後の効果
値札を1点ずつ光学スキャナで読み取り、棚卸に1店舗あたり1〜2時間(多い店舗は4時間以上) 2〜3回のスキャンで店内全商品を読み取り、作業時間を約5分の1に短縮
小物類は箱から出して読み取る手間が発生 箱から出さず読み取れ、素手で触れないことにより小物の品質も維持
読み取り漏れで理論在庫と実在庫がズレる 読み取り漏れが減り、在庫のズレも改善

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詳しくは、下記の導入事例ページをご覧ください。

関連記事:RFID導入でアパレル店舗の棚卸作業時間を5分の1に削減!

サービス業の事例

レンタル機材のサブスクリプションサービスを展開するGOOPASS株式会社様では、数万点にのぼる機材の棚卸や持出・返却管理に手間がかかっていました。RFIDの導入により、業務は大きく効率化されました。

導入前の課題 導入後の効果
QRを1点ずつ読み取る棚卸に多くの時間がかかっていた 一括読み取りで時間を大幅に短縮し、棚卸の頻度も増やせた
持出・返却履歴をデータ化できず、機材の所在が不明確 ゲート通過だけで履歴を可視化し、トラブル時も迅速に対応
機材のステータス管理が追いつかない 貸出状況などのステータスを適切に管理できるように

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棚卸にはハンディ型リーダーと棚卸アプリ、持出・返却にはゲートを組み合わせるなど、業務に合わせて複数の製品を使い分けている点も特徴です。

詳しくは、下記の導入事例ページをご覧ください。

関連記事:現場作業の『手間』を軽減。RFIDでもう一歩先の業務改善を実現

物流・倉庫業界の事例

運送業の現場を支える株式会社フリーダムランド様では、従業員のユニフォームや小物類の管理に課題を抱えていました。ICタグの取り付けにより、管理体制が大きく改善しました。

導入前の課題 導入後の効果
ユニフォームや帽子などの紛失が頻発 入庫から廃棄まで総合的に管理し、紛失を抑制
在庫数が合わない 在庫を正確に把握できるように
誰が何を使っているか不明瞭 どの部署の誰が、どの種類・サイズを使用中か把握可能に

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詳しくは、下記の導入事例ページをご覧ください。

関連記事:ユニフォームの総合管理による、正確な状況把握の実現

RFID導入で失敗を防ぐための4つのポイント

RFID導入で失敗を防ぐための4つのポイント

RFIDの導入がうまくいかない原因は、技術そのものよりも準備や設計の不足にあります。ここで挙げる4つのポイントを着手前に確認しておきましょう。

導入前に現場環境を検証する

RFIDの読み取りは、現場環境に大きく左右されます。特に気をつけたいのが金属と水分です。金属は電波を反射し、水分は電波を吸収するため、どちらも読み取りエラーを招きます。

そのため、実際の運用に近い状態でテストし、影響を把握しておくことが大切です。金属棚に並べた状態や商品を置いた状態など、現場で想定される環境を再現して読み取り具合を確認しておきましょう。

運用プロセスを設計する

RFIDは業務の流れに合わせた運用設計が欠かせません。読み取れるかどうかだけでなく、作業効率、現場担当者の負担、エラー時の対処方法まで含めて、業務全体でうまく機能するかを確認します。

実際に使うのは現場の担当者であるため、研修やマニュアル整備を怠ると、せっかくの設備も活かしきれません。「誰が・いつ・どこで読み取るのか」という運用方法と、現場教育をセットで準備しておきましょう。

スモールスタートで段階的に広げる

最初から全業務へ一括導入するのはリスクも大きいものです。まずは一部の工程や1ラインだけ先行導入し、運用ノウハウを蓄積してから他へ広げましょう。たとえば「出荷時だけRFIDを使い、入荷や棚卸は当面バーコードで対応する」といった部分導入から始めます。小さく始めれば費用を抑えられ、効果を検証しながら段階的に拡大することが可能です。

また、用途によってはすべてをRFIDに置き換えるのではなく、業務に応じてRFIDとバーコードを併用するのも有効な場合もあります。東北システムズ・サポートでは、こうした使い分けを含めた最適な運用のご提案も可能です。

既存システムとの連携を設計する

RFIDで集めたデータは、既存の業務システムと連携させてこそ価値を発揮します。ERPやMES(生産管理システム)と統合すれば、現場のデータをリアルタイムで経営判断に活かせます。

また、自社のシステムの対応OSも、機器選定時の重要な条件です。導入設計の段階から「既存システムとどうつなぐか」を決めておくと、失敗を防ぐことにつながります。

まとめ:RFID導入を成功させて業務を効率化しよう

まとめ:RFID導入を成功させて業務を効率化しよう

RFIDの導入は、「課題の整理、機器の選定、PoC、効果の試算、本格運用」という5つのステップで進めます。事例で紹介したとおり、棚卸時間が5分の1に短縮された例や、備品の紛失を抑制できた例もあり、現場の負担は大きく軽減されます。

導入がうまくいくかどうかを左右するのは、現場環境の検証や運用プロセスの設計、既存システムとの連携を、事前にどこまで詰められるかです。ただし、これらを自社だけで判断するのは容易ではありません。

東北システムズ・サポートでは、機器の選定から運用設計、導入後のサポートまで一貫して支援しています。何から始めるべきかという段階からご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。